vol.1 KINOPI→S (キノピーズ)

こんにちは!
森の美術館 スタッフの溝上です。

森の美術館が、2023年11月12日(日)に開催決定しました!
次回の開催で6回目を迎えます。

過去のイベントの様子はこちら

今回は、森の美術館を一緒に創っていってくださる作家さんの皆様の魅力をもっと知っていただきたい!ということでご紹介していきたいと思います。

第1弾は、KINOPI→S さん!

KINOPI→S (キノピーズ)

福岡県で、「ドウブツのアクセサリー」を中心にレリーフ・人形・イラスト・雑貨などを制作。

<SNS>
Twitter : @kinopi_arinko
Instagram : @kinopi_s.mami
facebook : @mayumi.kinoshita

今回、私たちが訪問したのは、ファンタジーでメルヘンな世界観がギュッと詰まった、KINOPI→Sさんのご自宅兼アトリエにお邪魔しました。
KINOPI→Sさんの作品のこと、森の美術館のこと、お話をうかがってきました。

この空間が作品のような素敵なアトリエですね。

ありがとうございます。この部屋は、元々は主人の趣味のものが置いてあったんですが、リフォームするときに私のアトリエに変更しました。

作品の始まり

たくさんの作品がありますが、こういったものはいつ頃から始められたんですか?

色々な物づくりは子供の頃から大好きで、今に続いていますが、現在メインで制作しているクレイアートを始めて15年になります。

※クレイアートとは、粘土を使って作品を創作するアート

長いですね。きっかけは何ですか?

軽量粘土に出会ったのは、福岡アジア美術館で開催されたワークショップです。この素材がとても気に入り、元々持っていたパーツなどを組み合わせて動物の顔のアクセサリーを作ってみた事がきっかけです。

ギャラリーを巡って営業、作家の道へ

初めのころはどんな作品だったのですか?

KINOPI→Sとしての最初の作品は、ビーズアクセサリー・レジンアクセサリー・バッグ等の手作り雑貨でした。

そこからどのように作家活動を始められたのですか?

九産大芸術学部時代の同級生が、宗像市の神湊で開催されたアートイベントに誘ってくれたのがはじめです。
その後、色々な福岡のイベントに参加していました。

東京で活動を始めたきっかけは何ですか?

2014年に主人の転勤で東京に行くことになりました。活動エリアを広げる良い機会と思い、作品のカタログ(写真集)・作品・名刺を持って都内のギャラリーをまわってみました。

すごくアクティブですね。

いえいえ。皆さんに自分の作品を見ていただきたい一心でした。

ギャラリーの営業から始まったんですね。

はい。最初は、断られる事も何度かありましたが、皆さんとても親切で、「うちではだめだけど、ここはいいんじゃない?」などと、他のギャラリーを紹介していただきました。
高円寺のギャラリーがスタートで、そこから口コミやSNSを通して色々なお声がけをしていただきました。

珍しい分野ですよね。独学で身につけられたのですか?

この技法は完全にオリジナルです。ただ、作品の幅を広げるために、以前から気になっていた球体関節人形の勉強をするために、東京・原宿にある日本創作人形学院に通いました。
体の仕組みや骨格等も学び、作品のカタチも変わっていきました。

作品は子供のよう

作品を作る上で大切にしていることはありますか?

もうとにかく、皆さんに楽しんでもらいたいんです。一時期、時間に追われて、もう数だけこなしてたんですが、やっぱり作品にそれが出ちゃうんですよね。
傍から見たらおかしいと思いますが、最近はこうやって話しかけながら作ってるんです。

それって、その作品1つ1つに魂を吹き込んでいるようなことですよね。

そうですね。尻尾(しっぽ)の角度これでいい?目はここでいい?こう言いながら、お人形遊びみたいに作品作りをしています。
こうやって丁寧に会話しながら作ることで、可愛い顔になるというか。数量の事ばかり考えて作っていた子達は何故か不機嫌な顔に見えるんです。

なるほど。作品のアイデアはどのように生まれるんですか?

最初は、お話を作る事が多いです。漫画家さんで言うネームみたいな。実際に立体化してイメージが違う場合は修正しながら仕上げます。
頭の中にまだまだたくさんアイデアはありますが、手が追いつきません(笑)

今後の夢や目標を教えてください。

これからも変わらずに、このまま、皆さんと楽しく。うちの子たち(作品)を可愛がってくださればそれで充分です。皆さんに楽しく、面白がってもらっているのが一番嬉しいです。

森の美術館について

森の美術館に参加しようと思ったきっかけは何ですか?

長さん(森の美術館 館長)の熱烈なオファーです。
ずっとお声がけはいただいてはいたんですが、自宅からは遠く、どんなイベントなのか雰囲気がわからなかったので、参加するハードルが高かったんです。
でも、一度参加してみるかなと思い参加してみました。

参加してみてどうでしたか?

想像以上にすごく楽しかったです。
実際に訪れてみると、松林に流れる空気感、言葉にできないほど良かったです。
お客さん、出展者の方、スタッフなど関わっているみんなが楽しんでいる雰囲気が素敵でした。

次の森の美術館では、どのような作品を展示する予定ですか?

こちらのような大きいレリーフ作品を中心に展示する予定です。

その他はどんな作品が見られますか?

フォトプロップスやヘッドドレスを持っていきます。こうやって写真を撮ってもらえるように。

面白いですね。大人も子供も楽しめると思います。

ですよね。個展の時も毎回人気のアイテムになっています。皆さんに楽しんでもらえるのが一番。美術展示って敷居が高く感じる方もいらっしゃる様ですが、気軽に楽しんでほしいです。

最後に

「森の美術館」来場者の方に向けてメッセージをお願いします!

もうとにかく気持ちいい空間です。楽しいのは絶対間違いないので、会場で、その空気感を感じていただきたいです。
面白い作品をいっぱい持っていきます!お待ちしています!

取材を終えて

作品作りを心から楽しまれていて、それがお客様に伝わっている。
KINOPI→Sさんの作品への愛が本当に伝わる取材でした。

KINOPI→Sさん、お忙しい中
貴重なお時間を本当にありがとうございました!

KINOPI→S (キノピーズ)

福岡県で、「ドウブツのアクセサリー」を中心にレリーフ・人形・イラスト・雑貨などを制作。

<SNS>
Twitter : @kinopi_arinko
Instagram : @kinopi_s.mami
facebook : @mayumi.kinoshita

森の美術館HP 作家紹介ページ

<2023年 出展スケジュール>

10月24日~30日まるごと猫フェスティバル2023福岡県福岡市博多区
博多阪急
11月12日森の美術館福岡県福津市宮地浜
松林
11月18日~19日二人展「ポルカドット」福岡 
カラフルプティッグモア
12月16日~17日アイランドアイ•ハンドメイド&雑貨フェスタ福岡 
アイランドシティフォーラム
12月20日~24日第4回 My・クリエイティブドール展神奈川県横浜市
横浜みなとみらいギャラリー

<2024年 出展スケジュール>

1月23日〜28日企画展「光」福岡県福岡市中央区警固
トレザイール
2月23日〜3月3日第18回 和(なごみ)の創作人形
『倉敷ひいな〜雛遊〜展』
岡山県 倉敷美観地区 
ギャラリー十露
4月3日〜7日個展「モリ2024•クスノキノシタ」福岡県福岡市中央区赤坂
ギャラリーkusunoki
10月4日〜6日個展「モリ2024•テンシノヒ」東京都高円寺
自由帳ギャラリー

森の美術館では、今年の出展作家やサポートスタッフを募集しております。
皆様のご参加をお待ちしています。
詳しくはこちら

<取材・撮影> いとぐち株式会社